
日記
秋冬に正念場を迎えそうな不動産市場
「土俵際で耐えるオフィス市場」
緊急事態宣言解除から持ち直すかに見えたJリートのオフィス(事務所主体型)がジリ下がりの様相を見せています。
先行指標である不動産鑑定の問合せ指数(出所:大和不動産鑑定㈱)も6月初めに急回復かと言う動きがありましたが再度の下落です。
不動産市場にとってはオフィス市場が約40%を占めており、オフィス市場の動向が最も大きく不動産市場に影響を与えます。
今のところ政府の積極的な金融緩和姿勢もあり金融機関による貸し渋りは起こっておらず大きな影響のあったホテル業や旅行業はオフィスワーカーが比較的少ないので、オフィス市場は需要急減が起こるぎりぎりのところで耐えています。
「鍵はやはり第2波、第3波」
このまま再度の緊急事態宣言がなければ不動産市場は深刻な調整に陥る可能性は低いでしょう。逆に言えば秋冬にかけて新型コロナウイルス感染拡大による第2波、第3波が来るようですとオフィス市場も耐えきれないと思われます。そして、オフィス市場が土俵を割ってしまうと次は住宅市場に波及します。
不動産に限った事ではありませんが、秋冬に感染状況とその対策が実体経済に大きな影響を与えそうです。
株式会社不動産ギャラリー
投稿日:2020/08/18 投稿者:-
信頼と実績のパートナーシップ
三井ホームのランドパートナー